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NPO法人犬と猫のためのライフボート様に突撃インタビューしてきました!

正木:本日はお忙しい中お時間を頂きありがとうございます。

さて、早速ですが、今までのご活動内容と、それに至った経緯を教えてください。

 

稲葉様:私たちの活動の柱は、保健所で殺処分されるはずだった犬と猫を、団体施設に一時保護して、新しい飼い主さんを探すことです。

新しい飼い主さんを探すことで、更に保健所から保護することができ、これをとにかく、一頭でも多くすることで、結果として多くの命を助けることになります。

 

正木:受け入れは乳飲み子から行なっているのでしょうか?

 

稲葉様:助けやすいところから助けようというコンセプトで、自力で食事ができるくらいの月齢(概ね2か月齢くらいから)の子犬子猫を中心に保護しています。

一番もらってもらいやすい時期というのもあります。

ただし、自宅で乳飲み子をあずかってくださるボランティアさんもいて、その方と調整がつけば、乳飲み子を連れてくることもあります。

 

正木:ボランティアさんと協力しながら出来る範囲で保護をしていこうという方針で宜しいでしょうか。

 

稲葉様:そうですね。人手・施設などのギリギリまで保護していますが、もちろん限界もあります。

 

正木:概算で結構ですが、協力先の保健所に持ち込まれた犬猫の内、何割程度を引き取られていらっしゃるのでしょうか。

 

稲葉様:行政の規模にもよりますが、千葉県・茨城県などの処分が多い行政では、1割程度だと思います。

柏市などの比較的小さなところでは、半分くらいは保護しているかと思います。

 

正木:続きまして、活動の短期的な目標と、中長期的な目的を教えてください。

 

稲葉様:短期的には、今行っている活動に磨きをかけて、譲渡数を伸ばすことです。2012年度で1370頭でしたので、既定路線で年間1600頭くらいの譲渡を事業目標にかかげています。

中長期的には、活動の中でできたノウハウをもって、全国にシェルターを作って救命の場を増やしたいと思っています。

 

正木:年間1600頭というと相当な数ですね。経費もかなりかかると思いますが、寄付金などで賄われている状況でしょうか?

 

稲葉様: 年間の支出が約7500万円ほどですが、半分は新しい飼い主さんに費用の一部をご負担いただくことで賄い、残りの半分がご寄付によるものです。

 

正木:シェルター作りのノウハウですが、現段階でどの程度培われていらっしゃいますか?(人員の育成を含めて)

 

稲葉様:場所と建物さえあれば、運営をスタートできるくらいの仕組にはなっているかと思います。

ただ、新しい飼い主さんがいなければ成り立たないので、各地域の特性にあわせたノウハウはこれからです。

 

正木:まずはシェルターを建設する費用が必要なんですね。地域性はその地域ごとに経験を積まなければならないと考えて宜しいでしょうか。

 

稲葉様:引き取りに行ける範囲に協力行政があるかどうか、飼い主になりそうな人口が多いかとか、もちろん、事前の予測や調査は必要と思いますが、最後はやってみないとわからないと思います。

 

正木:続きまして、活動を通じて得られるものはありますか?

 

稲葉様:色々ありますが、やはり命の大切さをとても実感します。

あえて、保護施設からもらってくださる方も多く、そういう方に会うことができると、喜びややりがいも感じます。

 

正木:逆に、大変なことはどういったことでしょうか。

 

稲葉様:これも色々ありますが・・・

一人のスタッフとしては、やはり膨大な殺処分の前に、無力感を感じることはあります。

行政からもすべては連れてこられないし、連れてきても病気で死んでしまうことも多いです。

その辺をある程度割り切って前に進まなくてはいけないのが大変なところでしょうか。

経営者としても主旨は同じなのですが、動物の命だけではなく、活動を続けるためには人間やお金のことも考えていかなければならないことでしょうか。

 

正木:ご苦労お察しします。

話がさかのぼりますが、稲葉様ご自身が保護活動に関与されるようになった経緯を教えてください。

 

稲葉様:10年くらい前に、妹が犬を飼いたいと言い出して、ペットショップでミニチュアダックスの子を買ってきました。

当時は殺処分のことは、頭の片隅でなんとなくというくらいで、何も知らなかったのですが、犬を飼うとやはりかわいいし、色々調べているうちに殺処分の話が耳に入るようになりました。

それで、せめてボランティアでもしてみようと思って、調べてライフボートをみつけました。

2006年くらいから細々とボランティアとして参加しているうちに、どんどんかかわりが大きくなった・・・という感じです。

 

正木:貴団体ではハンデのある犬猫をどのように保護していますか。

 

稲葉様:まず、最初にお話ししたように「助けやすいところから助ける」ために、ハンデのある子をあえて引き取る機会は少ないので、引き取り後にハンデが発覚したこの話で良いでしょうか。

 

正木:結構です。

 

稲葉様: 大前提ですが、どのような子でも引き取った以上は、最後まで面倒をみます。

ただ、例えば障害などがあれば、それにあった細かなケアはしてあげられないので、説明をきちんとした上で、極力新しい飼い主さんを探します。

 

正木:ある保護団体では保護猫がFiv、Felvキャリアだった場合殺処分を行なっています。
これについてどのように感じられますか?

稲葉様:気持ちとしては、飼えないほどのハンデキャップではないので、新しい飼い主さんを見つけてあげて欲しいと思います。

ただ、私たちも保健所で連れて来る子と、置いてくる子を選んでいますし、どのような線を引くかというのは、本当に難しく、だからこそ団体の任意性に任せるべきだとも思います。

 

正木:続きまして、今後のご活動について教えてください。

 

稲葉様:先ほどの話と重複しますが、まずは譲渡数を伸ばすことを第一の目標として活動していきます。

同時に、2012年の課題であった、人手の問題や、お金の問題、施設の管理の問題などを解決して、「こうすればシェルターが出来る」というシステムに昇華させるのが目的です。

先のことはわかりませんが、当団体はこれをひたすらやり続けると思います。

 

正木:最後に、ライフボード様として世間に発信したい情報があれば教えてください。

 

稲葉様:動物を飼いたいと思ったときには、ぜひ保健所・保護団体・保護活動を行う個人からの引き取りも、選択肢の一つに入れてください・・・ということに尽きるでしょうか。

 

正木:以上でご質問は終わりです。ご協力頂き、誠にありがとうございました。

 

 

NPO法人犬と猫のためのライフボート様のHPはこちらです。(URL:http://www.lifeboatjapan.org/

積極的に譲渡会などを行なっておられますので、犬猫を譲り受けたいとお考えの方は是非足を伸ばしてみてください。